【和を以て相欺く】
そんなばかな!
「和を以て尊しと為す」でしょう?
「和を以て尊しと為す」でしょう?
はい。日本においては
左様にございます。
左様にございます。
が、漢の高祖を教えた陸買の書といわれる「新語」には、
こうあるという。
こうあるという。
「君子は義を以て相褒め、小人は和を以て相欺く」
安岡正篤先生の『干支の活学』(プレジデント社)を
再読していて、行き当たりました。
再読していて、行き当たりました。
安岡先生の述べられていることを要約いたします。
今日の世界情勢は、まさに「和を以て相欺く」である。
外国でも日本国内でも
平和と友好は合い言葉のようになっているが
まことの平和や友好など、どこにもない。
平和と友好は合い言葉のようになっているが
まことの平和や友好など、どこにもない。
特に共産陣営では、
平和は
「敵を攻撃する楯」
「敵を攻撃する楯」
「自己陣営を誇示する旗幟」
に用いられ、
友好親善は
「相手国を安心させるための謀略奸計のための偽装」
「相手国を安心させるための謀略奸計のための偽装」
である。
さらに、陸買『新語』には
「愚者力を以て相乱す」
とある。
(以上、要約)
愚者は、力を以て、相乱す
とは、これもまた、まさに「言い得て妙」としか
言いようがありません。
とは、これもまた、まさに「言い得て妙」としか
言いようがありません。
北朝鮮の指導者は、ああ見えて
なかなか一筋縄にはいかないという見方があります。
なかなか一筋縄にはいかないという見方があります。
しかしまちがいなく賢者とはいえないでしょう。
そして、愚者ほど、恐ろしいものはないのです。
賢者であれば、道が開ける可能性は大いにありますが
相手が「力を以て相乱す」を地で行く愚者である以上
これはどうにもやむを得ず、
強攻策にでなければならないこともあろうとすべきでしょう。
強攻策にでなければならないこともあろうとすべきでしょう。
さて、まるで「誰かとそっくりな言い回し」で
徹底抗戦を宣言している、
美国の指導者をいかに視るか。
徹底抗戦を宣言している、
美国の指導者をいかに視るか。
彼の御仁も、力を頼む人であることは
どうやら間違いなさそうだということになれば
まさしく「相乱す」となるわけであります。
どうやら間違いなさそうだということになれば
まさしく「相乱す」となるわけであります。
我が国はいかに振る舞うのか、
態度を決しなければならないときが来ている。
が、遅すぎるくらいではないでしょうか。
態度を決しなければならないときが来ている。
が、遅すぎるくらいではないでしょうか。
もうずいぶん前から予測は付いていたはずですが
どうにも後手後手に回った感は否めない。
どうにも後手後手に回った感は否めない。
本当の危機は、いつも内側にあるということを
これもまた、わかっていたはずであるのに
先延ばしにしてこなかったか。
これもまた、わかっていたはずであるのに
先延ばしにしてこなかったか。
いずれにしても、この先、事あらば
我が国も無傷では居られない。
我が国も無傷では居られない。
願わくば、神仏こと英霊のご加護あらんことを。