心をひらく

おはよう　新しい一日

今日は鏡開き

いよいよ暮れも押し詰まるころ

寒さを吹き飛ばすほどの勢いで

かけ声をかけながら　ついたお餅

打ち粉をたくさん巻いた板の上

できたてほやほやのお餅を

腕まで真っ白にしながら　

まあるくまあるく　ひとまとめ

雪だるまのように重ねてから

恭しくお玄関に飾り付けた

お正月を迎え　三が日が過ぎ

だんだんと日常に戻っていく中で

いつしかお餅は無数のひび割れをつくった


終わりと　始まりを　じっと見つめた鏡餅

そこに　何が映し出されていたのだろう

世を映す鏡　人の心を映し出す鏡　

けれど私たち人間は　神さまのみこころが

映し出されていることに　気づいているだろうか

鏡餅を　祈りを込めてひらく

お汁粉　お雑煮　揚げたてアツアツのおかき餅

こうしていつだって

天のみこころをいただいている

今日は　心をいちだんとひらいていこう